ネットショップを開業の準備として、お店のコンセプト、販売する商品を決めた後は、商品の仕入れを行う必要があります。そして、商品の仕入れはネットショップの運命を左右する、大変重要な要素と言えます。
ここからは仕入れの方法をいくつか紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
商品の仕入れ方法
自分で作る
自分で商品を作成して販売する方法です。ハンドメイドの雑貨、洋服、本、電子書籍などが該当します。
近年では、デザインを行うだけで、Tシャツやスマートフォンケースを販売できるBASEというサービスも注目を集め、必ずしも在庫を持たなくてもネットショップの運営を行う事ができます。商品の仕入れ費用がかからない為、リスクのない方法でもあります。
インターネット仕入れサイトを利用する
ネット上にも卸サイトが複数あり、審査なしで提携でき、商品を卸してくれる仕入れサイトもあります。
一方で、仕入れる為のハードルが低いという事は、競合他社も同じ商品を簡単に仕入れる事ができるという事なので注意が必要です。卸価格と販売価格にそれほど差がない商品も多く、卸価格よりも他のサイトでの販売価格の方が安いというケースもありますので。仕入を行う前に、価格.comのようなサイトで一般的な販売価格の確認を行い、この商品を販売して利益を出す事ができるのかを判断して下さい。
じっくりと商品を探せば、掘り出し物やお店のコンセプトにマッチした良品がある可能性はありますので、実際に仕入れる事ができる商品の卸値を確認してみる事をおすすめします。
NETSEA（ネッシー）：国内最大級の規模を誇る有名仕入れサイト
スーパーデリバリー：アパレル、雑貨などの品揃え豊富が豊富な仕入れサイト
OEMメーカーに製造を委託する
OEMとは、発注元の名義やブランド名で販売される製品を製造することです。この説明だけではわかりずらいと思いますので、以下の例を見てみましょう。
[voice icon=”http://ec-brain.com/wp-content/uploads/2016/05/megane_man.png” name=”美容師のA氏” type=”l”]オリジナルシャンプー「スカルプA」を作ってネット販売できないかな？[/voice] [voice icon=”http://ec-brain.com/wp-content/uploads/2016/05/megane_man.png” name=”美容師のA氏” type=”l”]でも、シャンプーを製造するには国の認可や工場が必要だし、個人ではとてもできそうにない・・・[/voice][voice icon=”http://ec-brain.com/wp-content/uploads/2016/05/building_kaisya_small.png” name=”OEMメーカー” type=”r”]うちはシャンプーを製造する為の認可も工場もあります。
「スカルプA」の製造を請負い、納品できます。[/voice] [voice icon=”http://ec-brain.com/wp-content/uploads/2016/05/megane_man.png” name=”美容師のA氏” type=”l”]そうなんですか？ぜひよろしくお願いします！[/voice]
このように、扱いたい商品は決まっていながら、自分で製造する事が難しい場合はOEMを検討しましょう。「○○（商品名） OEM」と検索し、OEMメーカーのホームページから問い合わせできます。
また、最低限、以下の項目はメーカーに確認しておきましょう。
[aside type=”normal”] 確認項目卸値はいくらか。
個人事業主でも卸してもらえるか。
何個から製造してもらえるか。
料金の決済方法、前払いか後払いか。 [/aside]
展示会に足を運ぶ
展示会とは、企業や問屋が大きな会場に集まり小売業者に宣伝を行うイベントです。仕入れに関する質問もその場できるため、取引先を探す上で役立つ場と言えます。商工会議所のホームページに開催予定が掲載されている事が多いので、定期的に確認しておきましょう。
海外に出向き仕入れを行う
自ら海外に出向き、日本で売れそうな商品を仕入れます。仕入れ交渉をスムーズに行うため、現地の人（現地に住む日本人が理想）に協力してもらう方法がおすすめです。
まとめ
冒頭でも触れていますが、良い仕入れ先の確保はネットショップを運営する上で、非常に重要な要素です。せっかく連絡しても相手にしてもらえないのではないかと不安になる気持ちもあると思いますが、まずは思いつく限りの行動を起こしましょう。卸業者としても良い取引先が欲しい気持ちは変わらないため、きちんと対応してくれる所が多いはずです。