【洋服をネットショップで販売】売れているお店の共通点とは

一昔前までは、自分のお店を持つ為には多額の予算を準備し、物件を借りる必要がありましたが、現代ではネットショップという形で簡単にお店を持つ事ができます。

ネットショップ運営者に中には、ネットショップで得た収益を使う事で実際にお店をオープンさせ、長年の夢を叶えた方もいらっしゃいます。

少ないリスクでチャレンジできる時代になった事で、洋服を販売しているネットショップは数えきれないほどありますが、毎月しっかりと利益を出せているお店は、ほんの一握りだけという事実も忘れてはいけません。

私は今まで、いくつもの売れているお店、売れていないお店を見てきましたが、売れているショップには3つの共通点があります。

次の項目から解説していきますので、これから洋服のネット販売を始める方や、既に開業しているが売上が伸び悩んでいるという方に参考にしていただければ幸いです。

 

モデルによる着用時の写真を用意している

白いドレスを着用したモデル

販売する商品が、洋服やアクセサリーにような身に付けるものの場合、必ず着用時の写真を用意しましょう。よくある失敗例として、商品単体を色々な角度から撮影した写真しか用意されておらず、着用時のイメージが湧きづらいというケースがあります。

また、商品を着用するのはショップのスタッフではなく、予算を掛けてでもモデルを雇って撮影する事をおすすめします。こればかりは感覚だとは思いますが、スタッフによる着用写真を使っているショップにはどうしても素人感が出てしまうように感じます。

もちろんスタッフによる着用写真でもお店のカラーに合った魅力的なものになるのであれば全く問題ないのですが、写真映えするスタッフを何人も確保する事は簡単ではないはずです。

洋服の善し悪しは直感で判断されるものなので、プロのモデルを使う事で商品をより良く見せる事は非常に重要な事だと思います。

 

インスタグラムを利用している

インスタグラムのロゴ

■2015年に最も成長したSNSは「Instagram」で、利用率が1.5倍に
SNSで最も利用率の伸びが高かったのは「Instagram」でした。1月度調査では、利用率は8.5%と少ないものの、12月度調査では13.4%まで伸張しました。性別と年代別に見ると、10代女性の利用率が特に高く、1月度調査では30.0%でしたが、12月度調査では42.0%まで増加しました。2015年10月には日本でも広告配信が全面解禁され、2016年も注目のメディアと言えます。
引用:2015年、最も成長したSNSは「Instagram」で、利用率が1.5倍に|PRTIMES

インスタグラムは10代、20代の女性に支持されている、写真投稿を中心としたSNSです。写真を投稿する際に「#○○○」のようなハッシュタグを付ける事ができます。写真に関連するハッシュタグを付ける事で、特定のハッシュタグで検索された際に自分の投稿した写真が一覧に表示されるようになり、投稿した写真をたくさんの人の目に触れさせる事ができます。

活用例としては、はじめに、あなたのお店Aショップのアカウントを作成します。扱っているTシャツの写真をインスタグラムに投稿し、「#かわいいTシャツ」というハッシュタグを付けました。その後、Tシャツの写真を探している女性が「#かわいいTシャツ」とハッシュタグ検索を行ったところ、AのTシャツが目に止まり、他の商品も見ていくうちにAショップ自身のファンになってしまうという流れが理想的です。

注意して頂きたいのは、インスタグラムのようなSNSには、すぐに商品を買いたいと思っているユーザーはほとんどいないため、過度な売り込みを行うと悪い印象を持たれてしまうという点です。

あくまでもコミュニケーションやきっかけ作りの場と捉えて、ファンを増やす事を意識しましょう、フォローしてもらい、ファンになってもらえる事ができれば、お客様が商品を欲しいと思った段階で、SNSで繋がっているあなたのお店で購入してみようかな?という選択肢が生まれます。

インスタグラムに投稿したコーディネート写真が人気を呼び、多くのフォロワーを抱えているレディースファッションの通販サイトを知っていますが、ネットショップのSEOは弱く、ページのデザインも並ながら、月間1,000万円近くを売上げる人気店になっています。ショップへの流入経路は8割以上がインスタグラムを経由していて、インスタグラムの影響力を実感しました。ちなみに写真はモデルを雇い、プロのカメラマンに依頼しているためオシャレでショップの世界観が伝わる素晴らしい出来です。

 

サイトをスマートフォン対応させている

スマートフォンに最適化したサイト

電車の中を見回すと、ほとんどの人がスマートフォンに触れている時代になりました。スマートフォンからの検索数は年々増化しており、スマートフォンからの商品購入数も、検索数と同様に増加傾向にあります。その中でも10代、20代女性のスマートフォン使用率は圧倒的に高く、若い女性をターゲットにした商品(洋服、化粧品、アクセサリーなど)はほとんどがスマートフォンからの購入となってきています。

スマートフォンでサイトを見た際にも、PC用のサイトをそのまま出してしまっているのであれば、すぐにスマホ専用ページを作成して下さい。皆さんもPCサイトをスマートフォンで見た経験があると思いますが、文字や画像が画面のサイズに合っておらず、かなり読みづらいですよね。ページの拡大表示を行う事はできますが、よほど知りたい情報がない限りは、すぐにページから離脱してしまう事でしょう。

ウェブサイトをスマホ対応させるという点は最低限クリアして欲しいのですが、競合からもう頭一つ抜け出す為には、スマートフォンからでも使いやすいサイト作りをする必要があります。

サイトをスマホ対応させたのだから使いやすいはずでしょ?と思われた方は、一度、PCとスマートフォンで自分のサイトを開き、見比べてみましょう。かなりレイアウトが異なるはずです。

PCサイトではトップページの右側に表示されていたサイドバーが、スマートフォンサイトで見るとトップページの下部に表示されていたり、PCトップページ上部に設置してあるグローバルナビ(グローバルメニュー)もスマートフォンで見ると省略されていたりします。

サイドバーに人気商品ランキングを設置している場合、PCサイトでは人気ランキングの閲覧数が多かったとしても、スマートフォンページではあまり閲覧されなくなってしまうという事も考えられます。

理由は簡単で、PCサイトでは、トップページの右上にランキングが出ていた為、ランキング自体が多くの人の目に触れていましたが、スマートフォンサイトではトップページ下部に表示されている為、ページをある程度スクーロルした人にしか、ランキングを見てもらう事ができないという点が影響しています。

他にも、スマートフォンはPCと違って文字が打ちにくいので、商品の購入時や、問い合わせの段階で、入力項目が多いとページから離脱されてしまうケースがあります。スマートフォンも問い合わせフォームは入力必須項目を極力減らしたり、サイト内検索機能にも、よく検索されるキーワードあらかじめ設置し、ワンクリックで検索できるような工夫を行っているショップもあります。

購入時の入力項目を減らす事は店舗側のリスクがあり、なかなかできないところではありますが、近年では、楽天ID決済や、AmazonID決済のような、別サービスで入力してある個人情報を、他店で買い物する際にも利用できるサービスが普及しはじめています。個人情報を手打ちする必要がなくなりますので、スマートフォンと非常に相性がいいサービスと言えますので、ぜひ導入を検討してみて下さい。

 

まとめ

  • 洋服のネットショップではとにかく写真にこだわる
  • インスタグラムを有効活用する
  • スマホで使いやすいサイト作り

 

写真を通して、ショップの世界観を発信し、集まってきてくれたお客様にストレスを感じない、使いやすいと感じてもらえるサイトで接客する事を徹底しましょう。お客様の要望を柔軟に取り入れ、サイトをより良くしていこういう気持ちを持ち続ける事がなにより大切です。