今回は、30秒でインターネットショップを作成する事ができる驚きのサービスBASE(ベイス)
について解説させて頂きます。無料EC作成サービスの中でも非常に評判が良く、最も簡単にネットショプを作れるサービスと評判です。
BASEの登録手順や、メリット、デメリット、サービス使用例等について解説していきますので、ネットショップの開業を検討中の方はぜひご参考にして下さい!
目次
BASE(ベイス)について
株式会社BASEが提供する、ECサイトを30秒で作れるネットショップ開業サービス。2012年11月にサービスを開始し、2016年5月現在では登録店舗数が200,000件を超えています。
特徴はなんといっても複雑な作業や操作は一切いらずに自分のネットショップが作れてしまうという点。開発者が自分のオカンでもネットショップが作れるカートシステムを意識して作ったそうです。
実際にPCを触った事のある人であれば誰でも簡単に、洗練されたデザインのネットショップを作る事ができる素晴らしいサービスです。
BASEの登録に必要な簡単3つのステップ
BASEの登録がどれほど簡単なのか、実際に一から登録作業を行ってみました。登録の手順をご覧下さい。
1、BASEトップページにある「無料でネットショップを開く」ボタンをクリックします。
2、ショップURL、メールアドレス、パスワードの3点を入力します。
- ショップURL
URLとはインターネット上のホームページの場所をお知らせする住所のようなものです。
現在ご覧になっているこのホームページにもURLがあり、ブラウザの上部(モニターの上部)で確認する事できます。 - メールアドレス
登録したメールアドレスに、BASEから「新規登録のお知らせ」メールが届きます。
ショップを開店状態にする為には、届いたメールに記載されているURLから「※メールアドレスの認証」を行う必要があります。
※URLをクリックするだけでで完了します。 - パスワード
マイページログイン時に必要となりますので、メールアドレスと共に、忘れないよう管理して下さい。
各項目入力後は「利用規約に同意する」にチェックを入れ、「ショップ作成」ボタンをクリックしましょう。
ショップアカウントの登録が完了しました。ショップ開設まであと少しです。
3、誓約書を確認し、同意する。
誓約書の内容を確認し、チェックボックスを入力、「上記に同意する」ボタンを押下します。
ショップ解説完了
これだけの作業でショップの開設が完了しました。後は商品登録や決済方法の設定を行う事で正式にショップをオープンさせる事ができます。
ショップを開店させる為に必要な設定
ショップの開設が完了してすぐの段階では、お店が準備中の状態になっています。ショップを公開状態にする為に必要な作業を以下にまとめましたのでご覧下さい。
- 特定商法の記入
- 決済方法の申請
- メールアドレスの認証
作業は全部合わせて5分もかからない簡単な内容なのですぐに済ませてしまいましょう。完了後は商品情報を登録し、お店を公開状態にするだけです。
私も実際に、必要情報の入力、商品登録を済ませ、ネットショップを開設してみました。以下はトップページの写真です。
開設完了から20分ほどで作成しましたが、それなりにお店っぽくなりました。ショップのデザインも複数のパターンから選択する事ができ、HTMLの編集機能(有料)も用意されている為、初心者の方はもちろんですが、自分のこだわりをお店に反映させてたいと考えているWEB上級者の方にもおすすめできるサービスです。
BASEのおすすめ機能8選
BASEではApssという形で様々なショップの機能を提供しています。Apssの追加は定期的に行われており、現在は公式Apssが29個用意してあります。その中からネットショップ運営を行う上で、特におすすめのApssを8つご紹介していきます。
ショップロゴ作成
文字を入力し、好みのフォント、色を選ぶだけであなのショップのオリジナルロゴが完成します。ネットショップのロゴは実店舗の看板と同様の役割をはたす部分の為、しっかりと準備をしておきましょう。
独自ドメイン
独自ドメインを設定しない場合は、「https://●●●.thebase.in 」のようなURLになります。ショップ運営を行う上で特に不便はありませんが、URLに「base」という文字が入ってしまい、本格的な自社のネットショップ見えない点が気になる場合は、このApssを導入する事であなたが取得した独自ドメインをお店のURLとして使う事ができるようになります。
既に独自ドメインをお持ちの方はそのままドメインを利用する事ができます。お持ちでない方はお好きな独自ドメインを取得して設定を行って下さい。URLを独自ドメインにすることによって、お客様にお店を覚えてもらいやすくなります。
独自ドメインはドメインの取得を行えるサイトで取得する必要があります。代表的なサイトは以下の2つです。
カテゴリ管理
商品数がある程度増えてきたら、カテゴリ分けを必ず行い、はじめて来たお客様が、どこに何があるのかをすぐに把握できる状態にしておきましょう。
自宅に居ながら世界中のお店を見て回る事ができるネットショッピングの性質上、あなたのショップを訪問したお客様が少しでも商品を探しずらいと感じた場合、すぐにお店から去ってしまい別のお店へと流れてしまいます。お店で買い物をしてもらうにはせっかく来てくれたお客様を迷わせない工夫が必要となります。
Blog
ネットショップ内にブログを公開する事ができます。ブログであなたのショップに関する情報発信を行っていきましょう。商品の開発秘話や素材へのこだわり等を発信する事であなたの商品に興味を持ってくれるお客様を増やす事ができます。ブログ記事を書いたらFacebookやtwitterのようなSNSにアップし、拡散を狙う方法もオススメです。
メールマガジン配信
簡単にメールマガジンを作成し、お客様に一斉配信する事ができます。セールやキャンペーンのお知らせ、商品に関するまめ知識の提供等、定期的にお客様との接点を作る事によって、お客様のファン化、リピーター化を計ります。
送料詳細設定
商品の発送を行う際は送り先によって掛かる送料は異なりますので、事前にエリア別の送料を決めておく必要があります。ヤマト宅急便、レターパック、ゆうパックのような複数の配送方法を用意する事で、お客様に好きな配送方法を選んでもらう事が可能となります。
Google Analytics 設定
ショップに訪れたお客様のアクセスデータを集め分析を行う事ができます。クリック率や購入率、直帰率や平均滞在時間等、データを把握しショップの改善作業にお役立て下さい。
Google Analyticsを利用するには、事前にGoogleのアカウントを取得する必要があります。
写真撮影サービス
高品質な商品画像を無料で撮影してもらえる驚きのサービスです。撮影してもらった写真は自由に使う事ができますので様々な販促活動に役立てる事ができます。
BASEのホームページにある、フォームからお申し込みをした後、指定の住所に商品を発送する事で撮影した写真をメールで送ってくれるそうです。無料でここまでしてもらって大丈夫なのか、少し心配になりますね・・・
BASEを使うメリット、デメリット
無料でオシャレなネットショップを作成できるBASEを使うメリット、デメリットを簡単にまとめていこうと思います。
BASEを使うメリット
1、無料とは思えない充実したカート機能
代引き、銀行振込、コンビニ・Pay-easy決済、クレジットカード決済(VISA・MASTER)と、多様な決済方法に対応する事ができます。ネットショップでの販売以外でも既存のホームページやブログにカートを設置し商品を販売する事も可能です。
2、作成したページがスマートフォンに最適化される
2015年4月21日から実施されたモバイル フレンドリー アップデートにより、モバイル検索では、携帯端末で読みやすく使いやすいページの掲載順位が引き上げられる事となりました。簡単にご説明すると、スマートフォンでサイトを見た際、PC用のページをそのまま表示するサイトよりもスマートフォンに合わせたページを用意する事で検索順位が優遇されるという事です。
近年では、スマートフォンからの検索数がPCからの検索数を上回ったという発表が話題を集めています。スマートフォンの保有台数も年々上昇し続けていますので、スマートフォンからの検索数は今後さらなる伸びを見せると予想されています。
以上の理由からスマートフォン用のページを作成する必要性が高まっていますが、BASEで作成したページに関しては、スマートフォンから訪問しページを閲覧する際、スマートフォンの画面に合わせたレイアウトで表示される設計になっている為、お客様と検索エンジン両方に喜ばれる仕様となっています。
3、新しい機能をどんどん追加してくれる
BASEのすごい所は無料でありながら、EC業界のトレンドを捉えつつ新しい事も試してくれる運営のあり方だと思います。昨今、関心の高い越境ECに対応できる海外販売機能も用意されていたり、新しい試みとして、BASEのスタッフがインタビューをしにやってきて、ショップや商品の記事を作成してくれるサービスまで提供しているようです。今後の機能追加にも期待できますね。
BASEを使うデメリット
1、集客力が弱い
BASEで作成したネットショップ単体で自然にお客さんを集める事は難しい為、SEO(検索エンジン対策)やリスティング広告でショップに直接集客する必要があります。SNSやブログなどのショップ以外の場で集客を行い、ショップへ誘導する方法もあります。
2、注文が増えると処理に時間がかかる
BASEの注文処理機能は有料カートサービスと比較すると簡易的なものとなっており、1日数十件の受注が来るようになると、効率良く作業を行えなくなってしまう事が予想できます。
BASEはどんな人におすすめなの?
メリット、デメリットを踏まえた上で、BASEを上手く活用できる人はどのような人なのかリストアップしてみました。
既にビジネスを持っている方
例えばお茶の専門店を営んでいる場合、買い物に来てくれたお客さんにBASEで作成したネットショップのURLとQRコードを掲載したショップカードを配布する事で、ネットショップの集客に繋げる事ができます。課題となる集客面をカバーする事ができるため上手く活用する事ができると思います。
BASE単体だと新規顧客の獲得に課題がありますので、既存のお客様を取り込む事できればいいと思います。新規顧客の獲得はリアルのビジネスで行っていくという方法です。
ネットショップの経営を体験したい方
実際にネットショップをオープンする事で、運営の感覚を養う事ができます。本格的にネットショップを構築するには、時間やお金が掛かり、リスクもある為、ぶっつけ本番でどうになかなる性質のものではありません。BASEで経験やノウハウを学び、将来的に本格的なネットショップ開業を目指すのがオススメです。
リスティング広告(検索連動広告)やSNSを上手く利用する事で、集客も可能な為、BASEを使って、利益が出るショップを育てていく事も十分可能だと思います。
BASEを利用しているショップ
実際にBASEを使って運用しているネットショップを3店舗ピックアップしてみました。素敵なデザインのサイトや、尖ったコンセプトのサイトが多いのもBASEの特徴です。
グラノーラ専門店GANORIのネットショップです。ページの背景に画像を使う事でお店のカラーを上手く表現する事ができています。
個性的で少し笑えるグッツを取り扱っているショップです。商品を見るだけでも楽しめますよ。
- おっさんレンタル
巷で話題のおっさんレンタルもBASEを利用して運営を行っているショップの一つです。おっさんを1時間1000円からレンタルする事ができます。
形のある商品だけでなく、サービスのような無形の商品を販売する事ができる点もBASEの特徴です。
まとめ
巷には、無料でネットショップを作れるサービスが溢れていますが、デザイン面、決済機能面、扱いやすさ等を総合的に評価すると今のところ、BASEを超えるサービスはないように思います。
ネットショップに少しでも興味がある方はぜひ、BASEを使って簡単に自分のネットショップを作ってみて下さい。